お久しぶりです。ぎりぎり生きてます。
先日、私は念願のハッピー・サイエンス・ユニバーシティー(以下HSUと略)の見学という名の潜入に行ってきたので、レポしていきたいと思います。
※既にHSUに関する記事は他サイトで存在しますが、今回は未来産業学部にスポットを当てつつ、紹介していきます。
※なんらかのバグで写真がほとんど見れなくなっております。申し訳ございません。
HSUに行くきっかけ
春休みの時、友人と幸福の科学について話題になったのがきっかけです。いろんなサイトや評判をネットで聞いた限り、普通の大学とは違う、隔離されたような新興宗教独特の雰囲気に惹かれました。
と言うとすごい真面目な感じに聞こえますよね？うそです。半分くらいは冷やかしのつもりで行きました。しかし、実際に見学したら結構真面目に先生方が紹介してくれてビビりました。それは後でわかります。
最初はそういうライトな気持ちでHSUの未来産業学部のホームページから見学の申し込みをしました。
申し込みから見学する話になるまで
そこから実際に見学するまでの過程がちょっと面倒でした。まず私が未来産業学部のアドレスから見学の申し込みをしたいと送ったところ、「名前と支部名を教えてほしい」と聞かれたのですが、所属していなかったので正直困りました。
その場しのぎで適当な支部名と本名を名乗ったところ、そこから音沙汰がなくなってしまいました。
私ではだめだったので友人に頼んでしつこくメールを送ったところ、やっとオープンキャンパスの申し込みフォームのURLを入手したとのことで、LINEでURLを送ってもらい私もそこから申し込みをしました。完全に不正行為で、もうこの時点で笑ってました。
無事申し込みが済んだと思ったら数日後、私宛にHSUの方から2度電話が掛かってきて、担当の方から「オープンキャンパスに行く理由を教えてほしい」と聞かれたので、「父は信者ですが私は属していない。父からの誘いで来た」と瞬時に適当なことを言ったら、お父さんの会員番号は何か、とかいろいろ聞かれました。そこも適当に誤魔化しました。
この時は担当者に
「何学部に興味ありますか？未来産業学部ですね？じゃあ大学では理系なんですか？？」
という質問により理系で電気工学を学んでいるということで、当日を迎えることになりました。
ビバ！潜入
私は東京のビジネスホテルに泊まっていたので、朝、東京から千葉駅→最寄駅である上総一ノ宮駅→シャトルバス(無料)を使って校舎まで行きました。
事前に下調べをしていたので雰囲気はなんとなく想像はできていたのですが、予想以上にとても綺麗でびっくりでしたね。
白と金色がアクセントとして成形された校舎は幸福の科学のイメージが反映されており、所々にある緑や芝生、爽やかな風と、とても神秘的であり居心地が良さそうなキャンパスでした。
左には体育館、右手はヤマザキショップ(コンビニです)、そして真ん中には校舎があります。
この校舎を見た瞬間からすごいワクワクしました
金色の鉛筆みたい
そのまま上に上がるとピラミッド型の礼拝堂(らいはいどう)があります。この礼拝堂では8:30から授業開始の9:00までの30分間、毎日ここで生徒さんらが瞑想をするそうです。昼や夜も開いてるのですが、朝以外は自主的に自由に瞑想しに行く方もいるみたいです。
地球ユートピア実現記念碑。リアルポケスポットはけっこうな見もの
校舎をうろうろしながらカフェテリアの中を彷徨っていたところ、教員の女性に「体験入学の方ですか？」と声をかけられたのでそのまま受付まで案内され、名前を記入しました。
私と友人はそのまま男の先生(今日1日担当してくださる方)の案内の元、受付の後ろにある4人がけのテーブル席に座り、オープンキャンパスに参加しようと思ったきっかけや大学で何を学んでいるのかについて説明してほしいと言われたので簡単に答えました。
私「父は入信しているが、私は入信していない。父からの仕送りの中に霊言の本が入っており、それを読んだり父からのいろんな誘いがあってここに来た」
という身内や親戚にですら会員がいないのに嘘丸出しをスラスラと言ったところ、
先生「何の霊言を読んだんですか？」
と返されて困りました。実は1冊も読んだことがないのです。なので先日友人との話しで出た「ローラの霊言が出ている。ローラは訴えるべき」という発言から「ローラの霊言です」と言ってしまったのです。そしたら
先生「そうなんですね。ちなみに僕は三国志に興味がありまして、大学時に諸葛孔明の霊言を読んだのが最初ですね」
私たちは意外な発言に目を丸くしました。それから三国志先生は「時間ですね」と立ち上がり理系の先生をお呼びいただき、私たちは研究室紹介へと案内されました。
HSUの理系に関して
研究室見学の前に先生らに「どこの学校なんですか？」と聞かれたので適当に「法政です」と返答したところ、やたらと学校名を連呼されました。私が推していたYouTuberが法政出身だったので言ってみただけなんですが、なんだか泥を塗ってしまったような気分でした。
研究室潜入
研究室潜入です。今回は未来産業学部の研究室を案内してもらいました。最初の研究室にはパネルがいくつもあり、未来産業学部では具体的にどのような研究をするのかということと、実験器具の紹介、大川総裁の未来の予言予測が事細かく書かれていました。
また、実際に生きている小さいヒラメやコオロギが研究室内に展示されており、餌をあげて経過を観察したり等実験に使用するものみたいでした。
先生が
「他大学ではパソコンを使ってプログラミングするのがほとんどなのであまり実験器具を使って実際に物を作ったりすることはあまりないことが多いが、うちの学校はまず装備を使って作らせる。器具の充実さがウリです」
なんて仰っていたのですが、法政大学の理系のサイトを見た限り法政の方がかなり充実しているのではないかと思います。
大川総裁の宇宙未来予言に関しては、21〜23世紀、30世紀、40世紀、50世紀の予測がパネルにそれぞれ書かれていました。
21世紀もしくは22世紀の時点では、100年以内にウランやプルトニウム以外のもう一つの新しい物質が発見されるのではないかというまだ比較的実現可能な予測から、40〜50世紀では食事を摂らずに生活できるなどというSF要素が完全に練り込まれた内容ばかりで頭が追いつかず、先生方の話を右から左へと流すだけで精一杯。特に21世紀での予測にある「宇宙にエリア51ができる予定(？)」というのが未だに理解できなかったです。
また友人曰く「あのパネルにはダース・ベイダーとはっきり書かれていた」というのと、パネルの解説時に
「スターウォーズって見たことありますか？スターウォーズには〇〇(聞きそびれた)がありますよね。ああいう感じの世界が実現するかもしれないというのが大川隆法総裁先生の予言であるんですよ」
というように、普通の研究内容から突然ぶっ飛んだ事を言われ頭が混乱してしまいました。
そうこうしているうちに体験授業の時間がやってきて、11:45から経営成功学部の講義に参加しました。
部外者がHSUの講義に参加する
今回の講義は「プレゼンテーションについて」でした。参加人数は4人(私、友人、信者、校内生)で、私と信者、友人と校内生とのペア活動で講義がスタート。内容はプレゼン時にどう表現して伝えるかということについてでした。最初にペアで朝起きてからここに来るまでの事を30秒で話してくださいと言われたので業務連絡のように伝えました。
そしたら次に「立ち上がって互いに離れてください」という指示により3メートルくらい距離を置き、「まっ！」と大声で言い相手2人のどちらかに伝えるのかをしましょうということで「まっ！」と叫んだり、そして次は
「あぁあぁああ〜〜〜！！」
と叫んで黒板に描いたりんごを相手に指定された色を想像して埋めることをしました。この時1番洗脳されている感覚がして恐ろしかったです。
このよくわからない雄叫びをされた後、今度は身ぶり手ぶりで
「あなたの事が、“心の底から”大好きです」
とみなさん一緒でやりましょうと言われた時、己の恥を捨てて一生懸命“心の底から大好きです”と叫びました。阿保みたい。
また、パワーポイントを使用して女性の表情から感情を読み取ったり、「嬉しい」「悲しい」等の言葉を相手に言ってもらい、その言葉で表情を作る練習を数十分。
そして最後にまた30秒間互いの事を今までやったことを使って報告してみようという感じで、私はジェスチャー、声のトーン、表情の変化全てを駆使してペアである信者さんに伝え、お開きとなりました。
何故自分はこんな小学生みたいな事をしなければならないのか、そしてどうしてそれを誰を咎めたり嘲笑したりしないのかとずっと考えながら体験授業を受けてました。あと講義をしてくださった先生の時計が確かロレッ○スだったような気がしたのですが、気のせいでしょうか。それと本も出してるみたいで売れてると地味に宣伝をしていました。でも私は買うつもりはないです。
ちなみに「まっ」と「あっ」は私たちの苗字の頭文字だったのですが、これは偶然だったんですかね？
昼食
12:30くらいにカフェテリア(学食)でお昼ごはんを食べました。今日のメニューはコロッケカレーのみでした。
最近生徒の方がランダムでメニューを制作し、学食を利用する方への時間短縮を測るシステムを開発したという全く無駄！な物のせいで、私たちはコロッケカレーしか選択肢がありませんでした。他の生徒さんも恐らくカレーを食べていたと思います。
もしかしたらこのシステムは夏休みだけで、普通の授業の時はもっとバリエーションが豊かなのかもしれません。(違う記事ではラーメンとか色々あった為)
それと昼食が終わってから30分間だけ校内を散策してました。この時が1番潜入感があって好きでしたね。写真はちょっと載せられないのが残念です。
これで350円でした。安い。味は悪くなかったです。残しましたけど...。
カフェテリア内にある本棚です。総裁先生の本がいっぱいあります。
ヤマザキショップで販売されているグッズ
バッジ
トイレから撮った写真。牧場みたいで気持ちが良さそうです。
午後見学
昼食をとり30分程度校内を自由に徘徊した後、三国志先生と共に図書館→研究室→礼拝堂の順に見学をしました。
図書館
図書館の真ん中には四角い書庫があり、中には総裁先生の本で埋まっていました。総裁先生の本は貸出禁止のものが少し多かったです。
普通の本棚には鬼滅の刃や進撃の巨人といって最近の漫画も置いてありました。学校に漫画が置いてあるのは休憩や逃げ場としていいのかもしれません。
館内の真ん中には大きく四角い書庫があり、この本棚には総裁先生の本で全て埋めつくされています。ジャンルは霊言と宇宙系が多かったです。
初期の大川隆法霊言全集ではピ○ソ等の画家の霊言があり、一冊手に取り開いてみました。若かりし頃の総裁先生の写真が記載されていて、とてもかわいいかったです。
宇宙人リーディング集の棚では「ダークサイド・ムーンの遠隔透視」や「ネバタ州米軍基地“エリア51”の遠隔透視」「メタトロンの霊言」など沢山ありました。ここら辺の棚はちょっとよくわからない世界です。信者さんには理解できると思います。
午前の研究室見学の続き
研究室見学は午前の続きをしました。低温の紫色プラズマに触れてみたり、「現在はプラズマの小型装置を開発中で、将来的には一家に一台プラズマ装置を地下に設置して災害等の発生時に電力発電ができたらいい」と学生さんが熱心に語ってくれていました。
私たちはまずプラズマの意味をよく理解していなかったのでボードを使って説明してくれたり、高温のプラズマ装置を起動してくれて実際に見せてくれたりと、見学だけでも十分魅力的で面白かったです。実験で使用する装置は生徒自身が開発したのも多かったです。
また、校内にはヤギやうさぎと言った動物も飼っていて、生徒さんが餌をあげていました。友人がうさぎに餌をあげていてもぐもぐ食べてました。かわいいです。ちなみにうさぎさんは信者の方が寄贈して下さったそうです。ただこの動物たちは実験に使用するのかはわかりませんでした。
礼拝堂に潜入
礼拝堂は個人的に1番ワクワクしました。教会のような細長い机と椅子がたくさんあり、その先には神秘的で大きいエル・カンターレ像がありました。白を基調とし、幸福の科学の象徴カラーである金色を使ったゴージャスな雰囲気が漂う空間で、アクセントとしてのブルーも際立って見えました。
エル・カンターレ像をよく見ると、大川隆法総裁先生の顔にとても似てます。瓜二つなんですよ。私には金色に塗られた人間が像という偶像としてそこに立っているとしか認識できないのですが、毎朝これを見て拝める生徒さんのことを考えると、迂闊に事実なんて言えないです。
あと、礼拝堂にあった書籍を真面目に読んでるフリをしてたら、三国志先生にタダで総裁先生の本をもらいました！
これ全然読んでないんですけど、ホテルから出る時荷物になったんで置いてきました。
他
研究室の案内中、美術室は閉まっていたので見学は出来なかったのですが、チラ見したところデッサンがいくつも飾られており、意外とうまかったです。また礼拝堂から寮見学の後にサークルでよさこいの踊りを見せて頂いたのですが、舞を踊る時に使用される衣装のデザインは校内で絵を描くのが好きな人がデザインしていると聞き、衣装デザインも遠目からですが悪くなかったです。
校内には宗教を匂わせる絵画作品がいくつも飾られており、宗教系の大学は美術に力を入れているところが良いと思いました。
思ったこと
先生も生徒も、根本的な思想思考を除けば、至って普通の人間との変化はありませんでした。しかし、やはり私は総裁先生独自の宗教概念、特に霊言やSF等の科学的根拠のないものを根元にし、それを未熟である学生に刷り込ませるものは如何なものかと思いました。と同時にそれを踏まえて学問を学ぶことはやっぱり考えられませんでした。
SFの世界を信じて理工を研究するというのは非常に理解しがたいです。
それでもそれが当たり前と考えて今日も生活している教授や生徒を思い浮かべると、それはとても恐ろしいことだと思いました。
また、見学に来てる方には小学生といった小さいお子さんもいて、この時期からもうそういう教育がされているんだと考えると、私たちが普段見ている世界はまだ開放的かもしれません。
最後(という名の↑の付け足し)
・見学中は最初から最後まで常に教員に監視されながらの見学で、なかなか怖かったです。プレゼンテーションの講義が終わった時に早足で逃げようとしたのですが、受付担当の先生に捕まって名前を呼ばれ
「お昼食べたらここに来てくださいねー！！」
と言われて震えました。ほんとに。
・HSUの生徒さんや先生方は全員マスクつけていませんでした。でも学校に出た瞬間からはみんなマスクつけてるんですよね。こわいです。
・最初はかなりやばくて怪しい場所だと思ってたけど意外と楽しかったです。ただ入学はしないです。確実に入会されます。
・あと教員全員がつけていたRと書かれた金色のペンダントはどうやら支部や精舎に行くとタダで取り放題みたいです。これはほしいです。
・実は礼拝堂の見学が終わった後、三国志先生に「よければ入学についてもう少し話しませんか？」と言われて女性の先生が追加され、4人で話し合いました。
黄色いワンピースを着た女性の先生に「お昼はどこで食べたんですかー？」と聞かれたのですがすかさず三国志先生は
「カフェテリアで食べてましたよね？」
と言ってたので、そこまで監視されててビビりました。まぁ昼食中に三国志先生がドア付近にいたのをチラッと見えていたんですけど...。
・寮はすごい綺麗で驚きました。部屋はたしか6畳いかないくらい？だった気がします。廊下が老人ホームそっくりなので、老人ホームみたいな綺麗さと広々さをイメージしてくれればいいと思います。
あと共用のキッチンにある冷蔵庫を開けまくってたんですけど、中身は普通でした。保冷のゾーンには緑の野菜がぎっしり詰まってたのが印象的。
トイレには総裁先生のありがた〜いお言葉が一句一句カラープリントで貼られていて、ガチさを感じました。寮の中にもすごい小さい礼拝堂みたいな部屋があり、総裁先生のお経がずっと流れてて笑いそうになりました。
・見学後にアンケートを書いたらノートをくれました。これすごいクオリティ高くてカッコいいです。普通に買うと一冊300円するみたいです。たかい。
・他大学からHSUに行った生徒のインタビュー動画を見せていただいたのですが、はたちぐらいの女の子が
「HSUの授業を受けると毎回感動してずっと泣いちゃうんですぅ〜！！HSUやば〜！！！」
と言ってたのが印象に強かったですね。毎授業泣くのを他大学の友人にも言ってたようで、ハッピーの教えを学問と一緒に取り入れていく授業にやはりとても感動するみたいです。
・校内撮影が禁止だった代わりとして、もらった資料を一部載せておきます。
就職に関しては幸福の科学グループに就職していくパターンが多いみたいです。
一般企業の就職もあるようなのですが、知らない企業ばかりでした。学費は寮(最初の1年だけ強制入寮)も含めて1年で約200万ですね。
金額的には美大と同じでびっくりです。
大川賞！！
大富豪・ユートピア創造研究会
このへんで終わりたいと思います。ありがとうございました！
