ごたくならべ

とある大学生がだらだらとつぶやいていきます

lainの感想と、なぜアニメを考察する者が増えたのか。

最後まで見て「この最終話まどマギに似てない??」と思い検索をかけたら案の定でした。ただ

相違点として

・親友がいるか否か(まどかにはほむらがいた)

・己のために世界を変えるか他者を優先するか(まどかは世界そのものを変えてその代わりとして自分の存在が消えた。lainは自己暴走)

魔法少女ものかSF(のサブジャンルであるサイバーパンクというそうです)か

 

同じところ

・過去の記憶を消して(書き換えて)自分の存在が忘れられる

・現実と非現実が混同している

・哲学

 

ほんとにざっくりとあげたらこんな感じになりました。細かく砕けばまだいっぱいあると思います(自分がこの作品についてほぼ調べてないため)

友人に関しては、lainって友人は一応いるけど親友っていう描写はなかった印象です。アリスとlainは友達じゃないの?って最初自分は思ってたんですけど、他ブログで「まどマギみたいな友情を描いた描写がない」というのを見て納得しました。最初に自殺した女の子とlainの関係って、あれは親友とは呼べないですよね?だってたまたま一回だけ一緒に帰ったくらいですし(たしか)。まどほむ、まどさや〜みたいな関係ではないですよね。ほむらはちょっと気持ち悪...なんでもないです。

 

どうして魔法少女ものでもないのにまどマギと似てるのかっていう印象を最終話になってより抱いてしまったのか。途中第三者の電波な語りになり、現実と非現実、そして自分の存在の意味を深く理解し、ラストになって己が消える。そして自身の存在の記憶も関係者から消えてしまった。ここなんじゃないでしょうか。

でもlainは現実世界に存在していてまどかはいない。ここがポイント☆

 

私はlainという作品は好きですよ。なんだか新鮮でしたね。普段は日常系ばっかりだったので、ちょっとマンネリ化してて...だからこういう電波作品が未だに残っていて、それが2020年に生きている自分が知っていく。それは他の人も既に見ていて、私みたいなアニメ好きの人がたまたま見つけて...っていう立場の作品かもしれません。

lainという作品を知っていくうちに「lainは今になってようやく流行りはじめた」という記事をみかけました。2000年以前に、ああいった作品があったこと。それを発掘できたという価値。アニメって社会でいう歴史みたいで面白いなって思いました。

アニメ好きの中には考察する方もいますよね?ああいう方たちの存在がようやく理解できました。一つの作品では見えなかった部分を他作品と比較して魅力的な部分を自らの知識で掘り起こそうとする行為をすることで、より作品の良さを深めることができる。

あとは「こんなマイナーな作品を見つけられたんだよ」っていうレア発掘調査済みっていうこともついでに言ってみたい。これもあるかもしれない。みんなが知らなそうなものってネタになるから。

自分は違う理由で感想文を書いたんですけど、いろんな意味でよかったです。またひとつ文章力が1ポイント上がった気がします。

 

長くなっちゃうので、今回はこのへんで。